事業内容

素材生産

素材生産とは?

素材=丸太 生産=立木を伐採し造材する
つまり「樹木を切って枝を払い、適切な長さに切って丸太をつくる」ことです。

木を伐採することは悪いイメージがあるかもしれませんが、
森林、そして山全体を健康に維持するためにとても大切な作業です。

木の伐採方法

木の伐採には種類があり、主に皆伐と間伐という伐採方法があります。(※択伐、除伐などもあります)

 皆伐 ⇒ 対象の区画内の木をすべて伐採すること(皆伐後は植林するのが義務)
 間伐 ⇒ 樹木の生育・成長を促すため適度に間引くよう伐採すること

木を伐採すると

① 森林内に日光が入りやすくなる

⇒ 木を適度に間引く作業である「間伐」を行うことによって、
  木どうしが狭く混みあっているのを解消し、1本1本に日光が届きやすい状態になります。
  日光をたくさん浴びることができ、幹は太くなり根はしっかりと張るなど、木は健康に育つことができます。

② 下層植生が豊かになる

⇒ ①から繋がりますが、木と共に下層植生も日光を浴びて豊かに成長できます。
  多様な植生がしっかりと育つことで土砂が流出しにくくなり、栄養豊富な土を作ります。
  また、多様な生物が生息できるようになり、豊かな生態系を育みます。

③ 災害を防ぐ

⇒ 木や下層植生がしっかりを根を張り土砂の流出を防ぐため、土砂崩れなどを防ぐことができます。
  同様に、台風など強風による倒木も防ぐことができます。
  また、木によって地下水の流量が調整され、川の氾濫を抑える働きもあると考えられます。

④ 水源涵養機能が高まる

⇒ 水源涵養機能とは、雨などの水が土に浸み込みゆっくりと濾過されていくことで、水の流出量が調整され、
  さらに水質浄化が行われるといった機能のことです。
  川の流量が適度に調整され氾濫するのを防ぎ、水質は綺麗に保たれます。
  木がなく地面が露出していると、地表の土砂が流出しやすく、水が浸透せず流れていきますが、木があることで流出を抑え、
  水がゆっくりと、よく浸透していくようになります。この影響は川にも海にも及び、多くの生物に波及するでしょう。
  私たちが水資源に困らず、ミネラル豊富なおいしい水を飲めるのも、この機能のおかげです。

皆伐って悪いこと?

皆伐は区画内の木をすべて切り払ってしまうので、はげ山にしてしまうような悪いイメージがあるかもしれません。
確かにそういった身勝手な施業を行っていた時代もありますが、この方法は一概に「悪」とはいえません。

メリットとしてはその一帯の樹齢をそろえることができ、管理がしやすくなる点があります。
「放置林」など管理が行き届いていない鬱蒼とした森林などは、病虫害の発生や災害の発生など周りに不利益を与える可能性が高いため、一度リセットを行い適切な管理を行えるよう改善するといった効果もあると言われています。
とくにナラ枯れ病などは一度発生すると一気に伝染してしまうため、皆伐は病気拡大を止める有効な手段でしょう。

一方で、皆伐地に隣接する森林の林縁が風などの影響を受けやすいことや、土壌の流出が発生しやすいこと、皆伐地を利用・生息していた生物へのダメージなど、考慮すべきデメリットはあり、皆伐地の環境をよく調べ影響を考慮した上で実行する必要があります。

近年では、皆伐する区画を小面積にすることによって環境負荷を抑える動きがあります。
施業側も、小規模に行うことで植林から伐採まで計画も作業もしやすくなります。
ぽつぽつとパッチ上に行うことにより、年代の異なる多様な環境が配置されることになるため、生物が利用できる生息環境、資源が多様になることで生物多様性に繋がると言われています。
皆伐のやり方次第でプラスの影響を生み出す、正しい方法の一つであると考えられます。

皆伐という手法は、林業を行う人々を支える重要な収入源となりうる手法でもあります。
日々森林から受ける恩恵に感謝をし、森林そして生物にとって負担にならないよう、歩み寄る姿勢が大切です。

皆伐って悪いこと?

皆伐は区画内の木をすべて切り払ってしまうので、はげ山にしてしまうような悪いイメージがあるかもしれません。
確かにそういった身勝手な施業を行っていた時代もありますが、この方法は一概に「悪」とはいえません。

メリットとしてはその一帯の樹齢をそろえることができ、管理がしやすくなる点があります。
「放置林」など管理が行き届いていない鬱蒼とした森林などは、病虫害の発生や災害の発生など周りに不利益を与える可能性が高いため、一度リセットを行い適切な管理を行えるよう改善するといった効果もあると言われています。
とくにナラ枯れ病などは一度発生すると一気に伝染してしまうため、皆伐は病気拡大を止める有効な手段でしょう。

一方で、皆伐地に隣接する森林の林縁が風などの影響を受けやすいことや、土壌の流出が発生しやすいこと、皆伐地を利用・生息していた生物へのダメージなど、考慮すべきデメリットはあり、皆伐地の環境をよく調べ影響を考慮した上で実行する必要があります。

近年では、皆伐する区画を小面積にすることによって環境負荷を抑える動きがあります。
施業側も、小規模に行うことで植林から伐採まで計画も作業もしやすくなります。
ぽつぽつとパッチ上に行うことにより、年代の異なる多様な環境が配置されることになるため、生物が利用できる生息環境、資源が多様になることで生物多様性に繋がると言われています。
皆伐のやり方次第でプラスの影響を生み出す、正しい方法の一つであると考えられます。

皆伐という手法は、林業を行う人々を支える重要な収入源となりうる手法でもあります。
日々森林から受ける恩恵に感謝をし、森林そして生物にとって負担にならないよう、歩み寄る姿勢が大切です。

事業内容

主に国有林(国が管理する森林)の素材生産業務を行っています。
間伐の業務が多いですが、皆伐業務も行っています。

調査・測量

地形や植生などを把握し、作業道をどのように作っていくかなどを判断し、具体的な計画書を作成します。

作業道作設

バックホーやザウルスを用いて作業道の作設を行います。

バックホー … 掘削を行うバケツスコップのようなアタッチメントがついたもの
ザウルス … バケツスコップとトングが合体した形状のアタッチメントが付いており、掘削と集材の両方が可能

伐倒

作業を行う地形によって、チェーンソー伐倒かハーベスター伐倒のどちらかを選択します。

ハーベスター … 平坦な地形(15°以下)
チェーンソー … 上記以外の不良な地形

造材

伐倒した木の枝払いをし、規格に沿って適切な長さにカットします。

集材

カットし集積した木材をフォワーダーに乗せ、土場まで運びます。

椪積み

土場まで運んだ木を樹種ごとにまとめて仕分け、整理します。
グラップルで作業を行います。

ハーベスター作業の様子